油絵のまめ知識

油絵を始めるには…?

油絵を始めようと思ったら、まず初心者向けに必要な画材を組み合わせた油絵セットをお求めになると良いでしょう。
油絵具は12色~24色位のセットから始めて、使いながら混色を学んだり描きたいモチーフに合わせて単色を補充していくとよいでしょう。

油絵セット

画用液・筆洗液も揃えましょう。
油絵具はその名の通り「油」。

専用の画用液で薄めて描画しながら、筆を洗うときも「油」です。
画用液は油壷に入れパレットに添え、筆洗液は筆洗器に入れて筆を洗います(簡易なボトル入クリーナーもあります)

油絵具
油彩筆

油彩筆は本数が少ないと頻繁に洗ったり拭き取らなければなりません。
色のにごり防止のためにも、少なくとも5本程度は用意したいところです。
油絵具に負けない腰の強さを持った豚毛筆を中心に、予算が許せば柔らかく穂先のまとまるセーブル(イタチ科動物の総称)や刷毛などを組み合わせると表現の幅が広がります。

必要に応じてペインティングナイフ
パレットの清掃に使うパレットナイフなどもあると便利な道具です。

キャンバスは油彩専用もしくは油彩アクリル兼用とされた種類で、初心者であれば「中目」が描きやすいでしょう。
サイズは多種ありますが、
まずはF4(333×242mm)もしくは少し大きいF6(410×318mm)程度がおすすめです。
キャンバスを描きやすい位置に置くためのイーゼル(画架)もあると便利です。
立て掛けて対象物とキャンバスが見比べやすい状態にすれば快適です。

イーゼル

油絵具は独特のにおいを有します。描くとき乾燥するときも換気を忘れずに…
重厚感と優美な艶が油絵の最大の魅力。
山本文房堂では初心者向け油絵セットや関連書籍もご用意いたしております。

次のページへ
水彩絵具の選びかた